こんばんは、くろです。皆さんは、休日はどのように過ごしていらっしゃいますか?
コロナ禍であったこともあり、おうちでゆっくりドラマや映画を見ている方も多いのではないでしょうか?最近はAmazon primeやNetflixなどサブスクサービスの流行で、TSUTAYAやゲオなどにDVDを借りに行かなくても気軽にドラマや映画を見れる時代になりました。

小学生の頃、毎週末父親に連れられてテニプリのアニメのDVDを2本ずつ借りに行ってたなぁ・・・そんなことも今の子供はありえないのか・・・
Netflixは国内のオリジナルのドラマにもかなり力を入れていて、2015年9月配信の桐谷美玲主演ドラマ『アンダーウエア』を皮切りに、2016年6月公開の大きな話題を呼んだ『火花』などがありますが、

やはり一番有名なのは、2019年に配信された山田孝之主演の『全裸監督』でしょう!Netflix国内総再生回数1位を記録し、社会現象も巻き起こした、セクシービデオの帝王・村西とおる監督(72)の半生を描いたオリジナルドラマになっています。
その他にも、鬼才・園子温監督、椎名桔平主演による『愛なき森で叫べ』や写真家で映画監督でもある蜷川実花が初めて手掛けたドラマで池田エライザ、中谷美紀が出演した『FOLLOWERS』など、名だたる名作が連なります。

そして、今回紹介させて頂きたいのが、山崎賢人×土屋太鳳のW主演で『キングダム』などを手掛けてきた佐藤信介監督を務めた「今際の国のアリス(いまわのくにのありす)」

です!本作の見どころを漫画とドラマ双方の視点から解説していきたいと思います!
どんな作品?
「今際の国のアリス」は週刊少年サンデーSなどで連載されていた人気漫画です。作者は麻生羽呂(あそう はろ)さんでコミックスは全18巻までが発刊されています。スピンオフとして、『月刊サンデーGX』(同社)にて『今際の路のアリス』が2015年9月号から2018年3月号まで連載。さらに『週刊少年サンデー』では2020年46号より新章となる『今際の国のアリス RETRY』が連載中です。また、この漫画は2013年にアニメ化されています。

漫画とドラマのあらすじを比較!
漫画のあらすじはこちらになります。
やりきれない日常に苛立つ高校生・有栖(アリス)良平が悪友の苅部(カルベ)や張太(チョータ)とブラつく夜、街は突然巨大な花火に包まれ、気づけば周囲の人気は消えていた。夜、ふらりと入った神社で告げられる「げぇむ」の始まり。一歩誤れば命が奪われる理不尽な難題の数々を前に、アリスの眠っていた能力が目覚め始める…「呪法解禁!!ハイド&クローサー」の麻生羽呂が全くスタイルを変えて挑む戦慄のサバイバル・サスペンス、開幕!
コミックシーモア
続けて、Netflixのドラマのあらすじがこちらになります。
漫然と生きていたゲーマーが、友人2人と迷い込んだ異次元の東京。そこで次から次へと理不尽なゲームを突きつけられた彼らは、生きるか死ぬかの戦いを強いられる。
Netflix
これだけだと少し把握できないので、他のサイトでもドラマ版のあらすじが無いか探してみます。
優秀な弟と比較され続け、人生に意味を見出せず鬱々とした日々を送るアリス。唯一の心のよりどころである親友のチョータとカルベと渋谷に繰り出した矢先、突然の閃光と共に街は無人と化す。不安を感じつつつも、誰もいない解放感にはしゃぐ3人。しかしそこは、様々な““げぇむ””をクリアしなければ生き残ることができない“今際の国”だった…。持ち前の観察力と判断力を発揮していくアリスは、仲間を作らずたった一人で“げぇむ”に挑み続けるクライマーのウサギと出会う。命を懸けるというかつてない体験を通し彼らは、「生きること」に正面から向き合うこととなる。
Filmarks
ではまず一致する点を見てみましょう。
主軸は一緒そうですね!
あらすじや予告編等を見た感じでは、だいたい一緒ですね!多少アリスが大人っぽくなっていたり、舞台が都会寄りになっているかと思いますが、根本的なストーリーは変わっていないかと思われます!
ただ個人的には、漫画の”げぇむ”や”びざ”、”らんなうぇい”のようにいろんな言葉がひらがなになっていたのが、より不気味さを出していたかと思うのですが、ドラマ版ではげぇむがGAMEになっているなど、その辺の不気味さが劣化していないかが気になります(おそらく海外でも違和感が無いようにしているのですが)。舞台が渋谷ということもあり、ちょっと現代っぽく無機質な感じにアレンジされているような予感がしています。

物語のターニングポイントでもある”びーち”の設定がどうなっているのかも気になりますね!
魅力的な登場人物を紹介!
今際の国のアリスには敵味方問わず魅力的な登場人物がたくさん登場します。ここではその一部を漫画のキャラクターベースで紹介させて頂きます!
[主人公]有栖 良平(ありす りょうへい) / アリス 演:山崎賢人


生きてる人間をなめんなッ・・・!!
本作の主人公。勉強もスポーツもぱっとしない落ちこぼれの少年。ある日仲間と共に、「今際の国」に入国し、「げぇむ」に強制的に参加させられる。「げぇむ」を乗り越える中で挫折と再起を繰り返しながら、「今際の国」の謎を解明するべく奔走する。
土壇場での観察力と洞察力に優れ、誰もが見落としそうな些細な事実を見つけ出し突破口を開くこと、「げぇむ」で敵対する相手の立場に立ちどのように立ち回るかを予測することに長ける。また、頭の切り替えが速く、興味があるものならのめりこみが早い。元来は繊細な性格の持ち主で、他人が抱える闇を感じ取ることもある。得意ジャンルは「♥」。

チートな能力を持つ主人公ってより、生に対して必死にもがいている普通の人間臭さがあるところがいい。GANTZの玄野計を彷彿とさせてしまう。山崎賢人さんもけっこうぴったりですよね。
[ヒロイン]宇佐木柚葉(うさぎ ゆずは) / ウサギ 演:土屋太鳳


この人は…私とおんなじだ…かけがえのないものを…希望を…失ってもそれでも…懸命に生きなきゃともがいてる。必死に前に進まなきゃともがいてる。だけど…それでもやっぱり…独りぼっちは寂しいよね…
クライマーの女子高生。「おにごっこ」の会場でアリスと出逢う。価値観の違いが許されない周囲の世界に失望しており、孤独を好んでいる。「今際の国」でも父親から学んだサバイバル技術で一人生活していたが、心の底から「居場所がなくても、仲間を失っても生きたい」と叫んだアリスに共感を抱き、共に生きる決意をする。得意ジャンルは「♠」。
[アリスの仲間]苅部大吉(かるべ だいきち) / カルベ 演:町田啓太(劇団EXILE)


オレは何も難しいことを言ってんじゃねーんだぜ。楽観的になるのも悪かねーよ。ただオレは…思考を放棄すんなって、言ってんだよ…
アリスの小学校時代の同級生。アリスやチョータと同い年ながら、高校を中退後にBARを経営しており、大人びている少年。今際の国では持ち前の冷静さと恵まれた身体能力により、アリス一行を主導しつつ、今際の国の謎をも解こうとする。

カルベ兄貴・・・かっこよすぎますって!グレンラガンのカミナを見ているような、圧倒的ついていきたくなる感!兄貴のBARに飲みに行きたい!
[アリスの仲間]勢川張太(せがわ ちょうた) / チョータ 演:森永悠希


ダ…ダチのために、張る命なら、惜しくねぇぞ…!!
アリスの高校の同級生で、酒と女が好きな不良少年。腑抜けのお調子者に見えて義理堅い所がある。
[アリスの仲間]紫吹小織(しぶき さおり) / シブキ 演:水崎綾女


もう…手遅れよ…あなた達はすでに…アイツらの「げぇむ」に、乗ってしまった…!!
アリスが「今際の国」に来て初めて遭遇した滞在者。「♣3」の会場でアリスたちと出逢い、共に「げぇむ」に挑んでから仲間となる。グループの中では年長ということもあり、アリスやチョータから慕われている。気丈に振る舞っているが精神的に脆く、表面には出さないように努めている。

アリスが最初に出会う姉御肌な姉さん。気は強くて人前には出さないけど裏では弱さを垣間見せるのがいいよね。実写版ドラマでシブキを演じる水崎綾女さん、超タイプです。というか、そっくりじゃないですか?
[特別編の主人公]苣屋駿太郎(ちしや しゅんたろう) / チシヤ 演:村上虹郎


もしも仮に命に価値があるとしたら、そんなものはそれぞれが勝手に決めればいいのさ
医大生。特別編「だいやのろく」及び「だいやのきんぐ」の主人公でもある。
他人の命はもちろん己の命にさえ価値を見出せず、他人を利用したり死に至らしめることに全く罪悪感を感じない。歪な環境でも思考を失わないアリスに興味を抱くようになる。得意ジャンルは「♦」。

他人のことに全く興味がない天才チシヤ。どことなく寂しさを感じさせながら、ゲームを経ていくにつれてだんだんと人間味が出てくる。個人的に彼と♦のKのげぇむ、「びじんとうひょう」は作中屈指の名勝負。チシヤ、かなり好きなキャラなのでドラマで改変されていないか心配・・・。
その他にも、
など、超豪華キャストで脇を固めていますので、今から誰がどのような風貌で出演されるのか楽しみです!
バリエーション豊富な「げぇむ」の存在
作中にはさまざまなげぇむが出てきますが、4つのジャンルと13段階の難易度があり、トランプのカードで表現されています。ゲームに勝つと「びざ」を入手することができ、数字と同じ日数だけ生き延びることが可能です。用いられるトランプのスートが「げぇむ」の種類、数字が難易度の高低を示します。
「♠」 肉体型。体力や体術が鍵となる。
「♦」 知能型。知識や頭の回転が鍵となる。
「♣」 バランス型。オールラウンドな能力が要求される分、他の参加者と協力することで容易になる。
「♥」 心理型。人の生きたいと思う心を弄び踏み躙るような残忍な「げぇむ」が行われ、滞在者から最も恐れられている。
例えば、「♠5」のゲームは「おにごっこ」といい、参加者は住宅街のマンション内でサブマシンガンを装備した「おに」から逃げ回りながら、ただ一室鍵のかかっていない部屋を探し出します。その部屋の中にある「じんち」に「たっち」できれば「げぇむくりあ」となります。シンプルなゲームながら、いつ鬼が現れるか分からない緊迫感や、おにと間近で遭遇してしまったアリスがいかにしてその状況を抜け出すのか、といったドキドキ感があります。

もちろん、他のスートのゲームも♠とは違った面白さがあり、次はどんなゲームになるんだろうというワクワクがありながら、物語を読み進めることが出来ます。
この辺のげぇむの臨場感や極限状態での心理描写など、実写版ではどのようになっているのか、すごく気になりますね!やっぱり終盤の♣のKなどとのげぇむは描かれずに終了してしまうのでしょうか?

ちなみに実写ドラマのW主演のお二人、山崎賢人さんと土屋太鳳さんはどちらも得意分野は肉体型だと答えていた模様!筆者は♣型ですかね~。
実写ドラマに対しての視聴者の反応は!?
こうやって見てみると、ほとんどの方が楽しみにしているようでした!中でも「ドラマは見たいけどNetflixに入っていないので見ようにも見れない」「好きなキャストが出る!見なきゃ」「漫画面白いからもう一度読み返したくなった!」のような内容が多かったです!
今すぐNetflixに入会!
これまでNetflixは様々なオリジナル国内ドラマを配信してきましたが、どの作品も視聴者の予想をはるかに上回るほど面白く作られていました!今際の国のアリスが、その歴代の作品たちを超えられるのか?前評判を見ていると、それも可能ではないかと個人的に思っています。
そして、Netflixは2022年までに日本オリジナルの実写15作品を配信すると公言しています。「全裸監督2」をはじめ、多様なジャンルにおいて日本をターゲットに、配信作品を増やしていくであろうと予想されます。また、Netflixは視聴者1人1人に個別最適されたホーム画面を出していることで知られていますが、これから視聴者の視聴履歴データを基にエンディングも1人1人変化するような技術を搭載していくと言われています。「~のドラマのエンディングどうだった?」と電車で女子高生が会話し合う日も近いのかもしれません。

もしかすると、Netflixで流行っているドラマや映画を見ていないと、時代にとり残される日が来るのではないでしょうか?(実際に、2019年には「全裸監督」が、2020年にはオリジナルドラマではないですが、「愛の不時着」が社会現象になっています。)
この記事を見て気になった方は、年末年始など是非暇なときにNetflixに入ってドラマを見てみましょう!漫画と比較してみたりするのも面白いかもしれません!

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